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月別アーカイブ: 2025年10月

MIHOBIのよもやま話~第15回~

皆さんこんにちは!
株式会社MIHOBI、更新担当の中西です。

 

🧱第4回:基礎工事〜“建物の足腰”をつくる職人技〜
どんな立派な建物も、まずは「見えないところ」から始まります。
外観やデザインが注目されがちですが、実はその美しさを何十年も支えているのが――そう、「基礎工事」なんです🏗️💪

基礎とは、建物の重さをしっかりと地面に伝える“足腰”のような存在。
ここがしっかりしていなければ、いくら頑丈な柱や梁を使っても、時間とともに歪みやひび割れが生じてしまいます。
つまり基礎工事は、建物の寿命を決める最も重要な工程なんです。

 

🏞️ まずは「地盤」との対話から始まる
基礎工事に入る前に欠かせないのが「地盤調査」。
地面の強さや性質を把握し、必要に応じて地盤改良を行います。
柔らかい地盤なら、杭を打って強い地層まで支えを伸ばす。
地中の水分が多い場所では、排水処理や地盤改良剤を使って安定させる。
こうした“見えない下準備”が、後々の構造安全に直結します🌏✨

調査結果をもとに、建物の規模や構造に合わせた基礎の種類を選びます。
代表的なのが以下の3種類👇

ベタ基礎:建物全体をコンクリートで支える。住宅に多く、耐震性に優れる。
布基礎:柱や壁の下だけに基礎を設ける方式。軽量建物や木造に採用。
杭基礎:地中深くに杭を打ち、硬い地層で支える。大型建築物やマンションなどに使用。
建築一式工事の現場監督は、地盤・構造・コスト・工期を総合的に判断し、最適な基礎方式を決定します。

 

🧰 職人の手仕事と“ミリ単位の精度”

基礎工事の流れは、まず「根切り」と呼ばれる掘削作業から始まります。
設計図どおりに地面を掘り下げ、地盤を均一にならす作業です。
その後、防湿シートや捨てコンクリートを敷き、鉄筋を組み上げていきます。

鉄筋は、建物の強度を支える“骨”のようなもの。
鉄筋のピッチ(間隔)やかぶり厚(コンクリートとの距離)が1cmでも違えば、強度に影響が出ることも。
だからこそ、職人たちはミリ単位の正確さで作業を進めます🔩💪

鉄筋が組み上がったら、型枠大工が木製や金属の枠を設置し、
その中にコンクリートを流し込みます。
コンクリートの配合や打設スピード、気温・湿度の管理――
どれかひとつでもずれると、ひび割れや空洞(ジャンカ)の原因になるため、
熟練の職人が常に状態を見極めながら作業を進めます👀✨

 

🧱 コンクリートが固まるまでが勝負!
コンクリートは“固まる”というより、正確には“化学反応で硬化していく”素材。
打設後の数日間は、気温や風で乾燥速度が変わるため、慎重な養生(ようじょう)が必要です。

乾燥が早すぎるとひび割れ、遅すぎると強度不足。
そのため、現場では水を散布して湿度を保ったり、養生シートをかけて保護したりと、
まるで「コンクリートを育てる」ように丁寧に管理します🌦️💧

そして硬化が完了すると、型枠を外し、水平や寸法を測定。
ほんの数ミリのズレでも上部構造に影響を与えるため、レーザー測量機などを使って正確に確認します。

この瞬間、職人たちは胸を張ります――
「これで、この建物は何十年も立ち続けられる」と。

 

💡 見えないからこそ、手を抜かない
基礎は建物が完成すれば見えなくなります。
でも、見えない部分こそ“信頼の証”。
地中に隠れるその構造体が、地震や風、時間の経過から建物を守り続けるのです。

建築一式工事の現場監督は、写真や検査記録を残し、品質を可視化します。
「誰が、いつ、どの材料で、どんな手順で施工したか」――
その情報を丁寧に残すことで、見えない品質を“証明”するのです📋📸

 

🔚 まとめ:基礎は“建物の命”を支える土台
基礎工事は、派手さこそありませんが、建築の世界では最も重要な工程の一つです。
建物が何十年、時には百年と人々を守り続けるためには、
この見えない部分に確かな技術と誇りが込められています。

「見えないところほど、丁寧に。」
それが建築一式工事の真髄であり、私たち職人の信念です🧱✨

 

 

 

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MIHOBIのよもやま話~第14回~

皆さんこんにちは!
株式会社MIHOBI、更新担当の中西です。

 

シリーズ3: 地盤調査と造成工事の重要性

こんにちは!今回は、地盤調査と造成工事の重要性について詳しく解説します。
建物を安全に建てるためには、まず地盤の状態を調査し、必要に応じて地盤改良を行うことが必要です。

 

1. 地盤調査とは?
建物の重さを支える地盤が弱いと、建物が傾いたり沈んだりする可能性があります。そこで、地盤調査を行い、土地の状態を正確に把握します。

1.1 地盤調査の種類
✅ スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験) → 戸建て住宅向け
✅ ボーリング調査 → 高層ビルや大型建築向け

2. 造成工事とは?
造成工事とは、建物を建てるために土地を整備する工事です。

✅ 傾斜地を平らにする
✅ 地盤を強化する(地盤改良工事)

 

まとめ
安全な建物を建てるためには、地盤調査と造成工事が不可欠です。次回は、「基礎工事の重要性」について解説します!

 

シリーズ4: 基礎工事の重要性
1. 基礎工事とは?
基礎工事は、建物を支える土台を作る工事です。

1.1 基礎の種類
✅ ベタ基礎 → 戸建て住宅向け
✅ 布基礎 → コストを抑えられる
✅ 杭基礎 → 高層ビル向け

 

まとめ
基礎工事がしっかりしていないと、建物の耐久性が低くなります。次回は、「建物本体の工事(躯体工事)」について解説します!

 

シリーズ5: 建物本体の工事(躯体工事)
1. 躯体工事の流れ
✅ 鉄筋・鉄骨の組み立て
✅ コンクリート打設

 

次回は、「設備工事のポイント」について解説します!

 

シリーズ6: 設備工事のポイント
1. 設備工事の種類
✅ 電気設備工事(照明・配線)
✅ 給排水工事(トイレ・キッチン)
✅ 空調設備工事(エアコン・換気)

 

次回は、「仕上げ工事の重要性」について解説します!

 

シリーズ7: 仕上げ工事の重要性
1. 仕上げ工事とは?
✅ 外壁仕上げ(サイディング・塗装)
✅ 内装仕上げ(クロス・フローリング)

 

次回は、「最終検査と引き渡しの流れ」について解説します!

シリーズ8: 最終検査と引き渡しの流れ
1. 竣工検査とは?
✅ 施主検査 → 最終確認
✅ 行政検査 → 建築基準法の適合確認

 

まとめ
建築工事の最後は、検査をクリアして建物を引き渡すことです。全工程が終わり、無事に建物が完成します。

シリーズ1~8まで完結!
建築工事について知りたい方は、ぜひこのシリーズを参考にしてください!

 

 

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